日本では、 季節の移ろいを把握する目安として、二十四節気(にじゅうしせっき)という季節の区分が用いられてきました。展覧会を見ることで、一年を通じての芸術との豊かな関わりを感じました。
二十四節気
春 立春(りっしゅん)、雨水(うすい)、啓蟄(けいちつ)
春分(しゅんぶん)、清明(せいめい)、穀雨(こくう)
夏 立夏(りっか)、小満(しょうまん)、芒種(ぼうしゅ)
夏至(げし)、小暑(しょうしょ)、大暑(たいしょ)
秋 立秋(りっしゅう)、処暑(しょしょ)、白露(はくろ)
秋分(しゅうぶん)、寒露(かんろ)、霜降(そうこう)
冬 立冬(りっとう)、小雪(しょうせつ)、大雪(たいせつ)
冬至(とうじ)、小寒(しょうかん)、大寒(だいかん)
京都国立近代美術館にて(岡崎公園内)9月22日迄開催
写真撮影OK
【雨水 2月19日頃】 晴口華弘 振袖「梅林」
梅が咲きだす頃ですね、春らしい綺麗な色合いです
【春分 3月21日頃】 並河靖之 桜蝶図平皿
桜が開花する頃です、七宝焼きみたいです
【春分 3月21日頃】 印藤真楯 夜桜
円山公園のしだれ桜です、たいまつが灯り、花見客は皆、着物姿です
【大暑 7月23日頃】 三代宮永東山 海
波が分かり、海が感じられます
【大暑 7月23日頃】 高瀬好山 兜虫
本物みたい❣ 鉄でできてます
【立秋 8月8日頃】 志村ふくみ 着物「七夕」
現在もご活躍の志村ふくみさん、昭和35年の作です
【白露 9月8日頃】 五代清水六兵衛 色絵秋草手焙
秋の花が沢山描かれていて、赤が映えて綺麗!
【寒露 10月8日頃】 竹内栖鳳 海幸
魚がさらりと描かれてます
【冬至 12月21頃】 稲垣稔次郎 型染壁掛 「東寺の縁日」
東寺の終い弘法ですね、賑やかですよ!
【小寒 1月5日頃】 木村雨山 友禅着物
綺麗ですね、お正月の晴れ着ですね
一年を通して、京の暮らしと親密な関係のある芸術品をたっぷりと
愉しむことが出来ました。又京都の良さも再認識しました。これか
らも地元京都を見つめて行きたいと思います